課題作文発表会について

   9月15日(水)の5~6時間目に国語科主催の課題作文発表会が体育館で行われました。各学年ごとに教室で行われた発表会で選出された代表(各学年5人×3=15人)による校内発表会です。課題作文の指導は国語科の先生方が担当し、当日の司会進行・記録計時は生徒会が担当しました。発表者は、これまでの中学校生活も含めた高校生活で体験したり感じたことについて堂々と意見発表を行いました。弁論大会の場合は時間も7分程度と長くなり敬遠する生徒も出る懸念から、誰もが人前で積極的に意見を述べる雰囲気を醸成する目的から、1人5分以内での発表会に切り替わりました。人前で発表する機会を持つことの大切さに加え、級友の意見を耳にすることにより自らを深め今後の高校生活に活かす意味においても、全員参加の発表会は大変有意義な行事です。
 15人の発表者の演題は、1年生では「写真を撮ることで」「部活動」「勉強」「中学校と高校の違い」「部活動から学んだこと」、2年生では「3日間のインターンシップ」「コロナを通して学んだこと」「普段の生活で思うこと」「弱い自分と向き合って」「挑戦」、3年生では「成長した自分」「高校で頑張ったこと」「言葉は刃物」「食について」「大切なもの」でした。これまで各人が体験したことや高校生活の経験年数を踏まえ、前向きで高校生らしい内容でした。
 閉会式の講評の中で、審査委員長から「内容の論理的構成、声量、アイコンタクト、抑揚、強弱、間のとりかた、意見を訴える熱」の大切さなどについて話がありました。審査委員(5人の先生方)による審査の結果、体験などを自己開示し、その経験を通して得たことや感じたことを説得力を持って発表した3人の入賞者に賞状(優勝者には優勝カップ)が手渡され、15人全員に参加賞が渡されました。優勝カップには、これまでの優勝者の優勝年度と氏名がリボンとして結ばれていましたが、昭和50年(1975年)が最も古く、校内弁論大会として46年の歴史を刻んできた本大会の重みを感じました。【文責:副校長 下田 仁】